日頃からの躾

 災害時に、もし避難所で生活することに成った場合に、最低これだけは躾けておいてほしい事を考えてみた。きちんと躾けられた犬であれば問題を起こす事は少ない。残念ながら、些細な事を大げさにして取り返しのつかない大問題を引き起こすのは犬ではなく人間の方である。

 できることなら、仮設住宅や避難所でも愛犬と一緒に過ごせることが、飼い主にとっても愛犬にとっても、少しでもストレスからの負担が軽くなる事を信じて。
 もちろん、これらのことは日常生活においての躾の延長であるから、日頃から実践していれば人も犬もお互いが快適な生活が出来るものと信じている。

 強いストレスに曝されると、不安になるのは人も犬も同じと思うが、将来を予測して悲観するほどの知能が無い分、犬の方が遥かにストレスに強いと言える。日頃から、ある程度軽いストレスに曝されていれば、それに慣れてしまうのは人も犬も同じである。
 日頃から、軽い訓練のつもりで躾けておけば、非常時であっても、さほどストレスを感じない精神の安定した犬に育つと考える。

 1.無駄吠えさせない。
 日常においても、しばしば問題になるのは、犬の無駄吠えであると思われる。隣近所なら毎日の挨拶で、ある程度小さな内に問題を片付けることができるが、犬の声はそれ以上に広がる。人の耳を塞ぐ事が出来ないのだから、解決方法は、無拿吠えを如何に少なくするかという、結局は飼い主の問題に帰着する。
 身近にいる何人かの犬嫌いの人に話を伺って共通する事は、吠える犬が一番嫌われているという。逆に言うと吠えない犬なら、ほとんど気にしないという。吠えなければ、しいて犬の存在を意識し続ける事も無いとのことなので、とにかく日頃から無駄吠えを無くしておく事が大切かと考える。
 しかし、犬の立場からすれば、実は無駄吠えというのは無い。全て、何らかの理由があるので吠えている。それを飼い主がちゃんと理解し、吠える原因となる問題を解決してやらなければ、犬はいつまでも吠えたままで居るだろう。明らかに、飼い主の日頃からの観察力が必要となる。

 2.分離不安の解決。
 家族の姿が見えなくなるだけでパニックになる犬もいる。留守番が嫌いな犬もいる。しかし、避難所生活では、室内に犬を連れ込むことはできないと考える方が妥当。殆どの場合、建物の外に係留される方が多いと予想する。

 3.食餌の好き嫌いが無い。
 こだわりをもって、犬の食事を手作りされている方を否定するつもりはサラサラ無いが、もし飼い主が怪我して、他の方に世話を依頼せねば成らなくなった際の事を考えれば、普通にドッグフードを食べてくれる犬の方が世話も頼みやすいし、食料の確保も楽である。

 4.未知の物にも怯えない。
 家族以外の人には唸ったり吠えたりする犬がいる。それがかわいいという飼い主もいるが、できれば無くした方が良い。あまりに強いストレスが掛かると最悪の場合には、人を咬んだりすることもあり得る。そういった危険を回避するためには、日頃から家族以外の人と接する機会を多く持たせておくべき。家族だけよりも、もっと色々な人、誰からにも好かれて可愛がられる方が、犬にとっても幸せであると考える。
 同様に、犬に対して嫌悪感を示す個体も存在する。時には、はげしく吠えたり噛み付こうとする。これも、日頃から他の犬に接する機会を与えておく事が望ましい。ドッグラン等が近くに有れば、犬を自然な状態で引き合わせる事が出来ると思う。

 災害が起きていない自分たちの所で、今出来る事は、いつか起こるであろう災害を予測して、出来るだけ準備をしておく。それも、飼い主としての心構えの一つである事は間違いないと思う。自分の愛犬を、災害時でも怯えず、飼い主と一緒にいるだけで落ち着いていられる様に躾けておく事こそ、一番大切な準備ではないだろうか。
 おそらく、そのような状態になった時、どっしりとしている犬を見て飼い主である自分も安心するのだと思う。躾に関しては、色々な方が色々な事を言っているし、様々な書籍も発売されている。あくまでも、それらの情報は情報として、自分の愛犬を観察して、どうすれば一番良いかを考えてやるのも、飼い主の楽しみでは無いだろうか。

 あくまでも、僕の家に居る2匹の愛犬の様子を観察した結果、僕なりの躾方法もできてきた。一概には言えないだろうけど、必ずしも書籍に記載されている事が全てではない事を学んだ様な気がする。ただ、意外にもケースバイケースである事を、当たり前に述べている書籍は皆無だった。少なくとも、大部分は当てはまるけれども一部分に関しては僕の家の犬には当てはまらないと言う事も有るってことで、それは当然の事だろう。

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One Response to 日頃からの躾

  1. ピンバック: H28年度の最後は賑やかに (^-^)/ | 僕と犬とMacと

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