週末はお花見ピークか?

 このところの日中は、風が無ければ暑いくらいの日が続いている。あまり強い風が吹くと花びらが散ってしまうけれど、咲き始めの桜の花は思いの外しっかりとしていて、そうそう簡単には散らない。それでも満開のピークを過ぎ、花びらは少しづつ散り葉の勢いの方が増し始めた樹も、ちらほらと目立ち始めた。

 近所に、毎年、ゆっくりと桜の花を見るために行く場所が有る。春分日から秋分日の半年間だけ、時々犬の散歩に里山公園を利用している。その中にある農業用調整池の脇に小さな広場があり、数本の桜の木が植えられているのだ。車道の脇から入る小道には「桜の小道」と名前がつけられているが、自動車からは視界の外になってるから気がつかないのか、近所に住んでいても知る人が少ないらしく、あまり人も来ない。知ってる人だけしか訪れないから、喧噪からは縁のない静かな場所なので、お気に入りなのである。

 花見客で有名な駅裏の公園なんか、毎年、酒飲み連中と火気禁止の札があるのにも関わらずBBQする馬鹿野郎共もいるので、花を楽しむよりも腹の虫がなって落ち着かない。この時期だけは、いつもは賑やかな公園利用の犬友達さえ肩身が狭いような気がする。

 散歩コースでは、里山の尾根沿いに登り、池の方に下って広場に出る。桜の小道とは逆の方から広場に入るので広場に着くまで桜の様子は全く判らない。時間帯によっては散歩に来ている他の犬と出会う事もある。里山全体がハイキングコースのように完全に整備されている訳ではなく、半分獣道みたいな細い通り道が付けられている。
 登り下りが急勾配のため、道が崩れない様に階段は丸木型ブロックで補強されているが、有志の方が少しづつ手作りで作業されているので、あくまでも素人が行っているから決して歩きやすくはない。手すり代わりのロープをつかまなきゃ降りれない場所も有るので、ここに来た時は犬をリードから解放している。

 小型のアリスは子犬の頃からここが大好きで自由に走り回る。が方や、小町は面倒臭そうに歩き、人の脇から離れようとしない。他の犬とかち合う事が有っても、今まで出会ったどの飼主さんも犬をフリーにして歩かせていた。今までは、犬同士で喧嘩になった事は無い。おそらく多くの人に知られていないのが幸いしているのかもしれない。
 どの犬もよく躾されている犬達だから、フリーにしても安全だと飼主さんが判断しているのだろう。「呼び戻し」がきちんと出来る犬なら、問題が発生する前に飼主さんが飼い犬を呼び戻してリードを付ける事ができる。

 自由にした犬と一緒にハイキングや登山が出来たとしたら。大型犬を飼う飼主さんの憬れでもあると思う。犬を大自然の元で自由に走らせたいと願う飼主さんも多いと思う。人の立ち入らない山奥で、猟犬は自由に大地を走り回る事が出来る。
 放し飼いは絶対禁止にしても、一部の例外を認めると屁理屈をこねる連中が台頭するからといって、最初から全部を禁止する行政のやり方にも不満はある。それでも人に絶対に危害は加えない犬であれば野山を自由に走らせても目くじらを立てない、のんびりとした人の住む国でありたいと願う。

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