中型ハリケーンランタン
2011年7月27日 1件のコメント
先日のガーデニングカンテラと一緒に楽天市場から購入したけど、商品が間違って送ってきたので再送してもらった分。こちらも灯油を使うオイルランプである。筐体のサイズが大きい分だけロウソクよりも明るい。
防水ではないけれど、ハリケーンが来ても消えないとも言われる型のオイルランタンである。それが本当かどうかは知らないけれど、わざわざ台風の時に外に出して試してみようとは思わない。
外灯の代わりに夕方から玄関先に吊るしてみる。
当たり前だけど電灯に比べたら可愛そうなくらいに暗い。逆に、この位の明るさの方が落ち着くけどね。意味も無く犬をなでながら一緒に小一時間ばかりポケーと炎を見ながら玄関先に座っていたくらいだし…
電灯なみの明るさを求めるならホワイトガソリンを使うマントル式のランタンの方が良いに決まっている。もっともマントルが壊れ易いから、誰にでも楽に使える様なお手軽な品物ではないけれど。
その点オイル式は紐状の芯に火をつけるだけなので、簡単に使えるから初めてでも迷わない。白熱電球で言う所の 10W並みの明るさしか得られないけれど、形は判るので何かをするには十分である。さすがに本を読むのは無理だけど。
こういった火を使う明かりを使ってみると、僕たちの日常は、あまりにも明るすぎる夜の中で暮らしているのだなと感じる。まるで闇を怖がった結果、全ての闇を追い出してしまうかの様な勢いでもある。確かに明るすぎる電灯の下では妖怪やお化けは住めないかもしれないね。
台風時の停電に備えてだという理由でロウソクを使うカンデラから始まって、とうとうオイルランタンにまで手を出してしまったけれど、とりあえずこれでおしまいかな。
一人暮らしの小さな家では、廊下&階段、台所&食堂、移動&トイレ、寝室用の四つも明かりがあれば十分だからね。
このオイルランタンが使っている芯は 5分芯と呼ばれる 15mm程度の木綿で出来た幅広の紐。お試しで入れた灯油は空になって自然に消えた。
犬達を玄関先で夕涼みさせておいてから寝る前散歩迄の約 5時間。量にして大体 100mlだったろうか。満タンで 400ml程は入りそうだから、連続で約20時間は使える勘定かな。実際には夜間の 6〜10時間だけを使うので 1回の給油で 2〜3泊分使える事になる。普通にキャンプしている日数って訳だ。
毎年、石油ストーブ用に購入する灯油を入れるポリカンには 18000ml 入るから 18000 ÷ 400 = 45 ってことは、満タンで二日と仮定して、およそ三ヶ月間は使えるって計算か。そんなに備蓄しておく必要も無いだろうけども。
まぁ実際には余った灯油やストーブの中に残った物を抜いて 500mlか1000ml のペットボトルに移し替えて台所の流しの下にでも保管しておけば十分で、わざわざオイルランプだけに用意する必要もない。明かりとして燃やす分には多少古くても問題は無いし、保管中にカビが生えたり腐ったりする心配も無い。
試用に使った灯油なんて 5年くらい前に残った灯油を小分けして保管しておいた奴だ。パラフィンオイルを使ったりすれば別だけども、灯油を使う限りにおいて燃料代が問題になる事は無いだろう。
少し残念だったのはバーナー部分の芯送りが芯が乾いている時は問題なかったのに、使う際になってオイルで滑って動かなくなった事。
全く動かない訳ではないけれど、細かな芯の上下がやり難いので最終的な炎の調節が難しい。使い終わって芯が乾けば問題ないので、おそらく最初から本体についている芯には中心に糸があるけれど、替芯の方には中心にある糸が無いために芯送りの歯車に引っかかりが無いのだろう。
倒したらホヤが割れなかったとしても構造上オイルが漏れる出す恐れはある。ぶら下げて使う分には倒す事は無いだろけれど、使わない時にはオイルを抜いておく必要が有るので注意する。あらかじめ使う分だけのオイルを入れて使い切ってから収納すれば問題は無いのだけどね。
ピンバック: 七分芯の灯油ランプは明るい。 « 僕と犬とMacと