「首輪」と「引き綱」


 極端な事を言えば、犬を飼うのに必要な物って実は何も無い。放し飼いなら首輪も要らないし、係留するための鎖や引き綱も必要ない。食餌も人の残り物を与えれば良いし、犬は食器なんかなくても食べる事が出来る。使えなくなった欠けた茶碗でも一向に構わないわけだ。

 しかし太古の昔ならいざ知らず、人社会の中で暮らす犬には、もはやそのような事は許されない。それは犬が変わった訳では無く、人の方が変わってしまったからだ。人と犬が出会い、一緒に暮らす様になった 1万5千年もの間に人と犬との関係は、片方の犬は変わらないのに、どんどん人の方が変わって行った。ココでは、現代の日本国内で、一人暮らしのおっさんが犬を飼うという条件で、これまでどんな物が入り用だったかを並べてみる。

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