コストの話をしよう (医療費)

 犬も「タダ」じゃ飼えない。飼育にかかる負担が、家庭財政を圧迫すれば飼い続ける事は困難になるのだ。犬を譲渡したいというサイト内でも、収入が途絶えて財政的に苦しくなったからという理由で飼犬を手放す人を年に何人か見かける。
 それを一概に無責任だとは言わないけれど、それが「犬の幸福を考えて」いると言うのなら、飼主と引き離される犬の立場になってみればいい。わずか10数年しか生きていられない犬にとって、貧しくても元からの飼主と共にいられる生活と、裕福だけれど見知らぬ家の子になって新しい関係を築く事と、本当にどちらが幸福なのだろうか、と。

 だからこそ、これから犬を飼い始める人への参考になるかもしれないから、現在、ほぼ無収入である自分への自戒も込めて、犬を飼い始めるに当たって係るコストと、寿命まで飼い続ける間にかかるコストの話をしよう。
 ただし、一応、先に断っておくが、これから述べる事は、あくまでも宮崎市内に住んでいる我家の一例である。住んでいる地域や、行政に因っては初期にかかるコストは変わってくることを、予め了承しておいて欲しい。

 僕の場合は、知人の家で意図せずに雑種の仔犬が生まれてしまったので、その家から 2ヶ月を過ぎた仔犬を頂いて来た。ただから「アリス」を飼い始めるにあたって、仔犬個体への支払いは「無料」である。
 当然、血統書や純血の犬が欲しければ、それなりの「支払い」は必要になるであろう。これに関しては、人それぞれの「好み」と「主観」の問題なので僕からは余計な口出しをするつもりはない。

 宮崎市内に居住を構えている家庭の場合、生後 90日を過ぎた仔犬、あるいは犬を引き取ってから 2ヶ月以内に行政に対して「畜犬登録」をしなければならない、という規則がある。一般に「獣医」さんが代理人となって受け付けてくれるので、仔犬の最初か二度目のワクチン接種の時に依頼すれば良い。登録料 3,000円を支払って畜犬登録をすると「鑑札」と「シール」をもらえる。

 予めワクチン接種が終わっている仔犬の場合は「畜犬登録」料の 3,000円で済む。生まれたばかりの仔犬へのワクチンは 2回する方が良いと言われているが、生後 100日を超えている仔犬の場合には親犬から引き継いだ免疫力は既に効果を失っているので 1回でも十分である。
 ワクチン以外にも仔犬が生まれたのが冬だった場合には、一般的に狂犬病の予防接種が 4月〜7月に実施されるので、これを受ける必要がある。夏以降に生まれた場合は、90日以降のワクチン接種時期に次の予防接種の機会までわずか半年未満だったりするので、獣医さんによっては不要だと言われる方もいる。

 成犬を引き取る際には、あらかじめワクチン接種の有無と狂犬病予防接種の有無、さらには寄生虫やフィラリアの有無を確認しておいた方がいい。
 小町の場合には、たまたまブリーダからの売れ残りとなった 1歳を過ぎた成犬で、秋田犬としては小さ過ぎるため繁殖にも使用出来ない犬としての放出だったので、一応ワクチン接種済みだったし寄生虫も無かったようである。(引き取った後でかかりつけの獣医さんに便の検査をしてもらったけれど)

 以上から、新しく犬を飼い始める際に必要となる経費は下記の通りとなる。なお()内の数値は「アリス」の場合で【】内の数値は「小町」の場合である。

10月:仔犬個体へ支払った金額   (0円)7月:  【0円】
11月:畜犬登録料       (3,000円)7月:【3,000円】
11月:1回目のワクチン5種混合 (6,000円)7月:  【0円】
12月:2回目のワクチン5種混合 (6,000円)7月:  【0円】
12月:狂犬病予防接種       (0円)7月:  【0円】

 4月になると行政から「狂犬病予防接種」の案内通知が家庭に送られて来る。他の犬と接する機会が多いならば、お互いの安全の為にもワクチンはできるだけ毎年行った方が良い。宮崎市内に住んでいる場合、フィラリア予防が 8ヶ月分、マダニ予防が 6ヶ月分、それぞれ必要となる。以上から、毎年、必要となる経費は下記の通りとなる。なお()内の数値は「アリス」の場合で【】内の数値は「小町」の場合である。

4月:狂犬病予防接種     (3,000円)【3,000円】
4月:フィラリア予防薬×8   (8,000円)【9,600円】
4月:マダニ予防薬×6     (7,200円)【9,000円】
12月:ワクチン 5種混合     (6,000円)【6,000円】

 我家の場合、アリスと小町の二匹となったため、正直なところ金額的な負担がきつくなってきたので、フィラリア予防薬マダニ予防薬に関しては来年度分からインターネットによる個人輸入を利用して比較的安価で済ませるようにした。一応、来年度分は既に購入している。(薬の有効期限は、再来年まで)

 二匹とも、大きな病気も怪我もしないで、健康な状態で天寿を全うした場合、この先約 12年間、毎年、必ず上記の料金がかかる事になる。つまり、ざっくりと計算した場合、中型犬で約 2万円。大型犬で約 3万円の医療費が年間で必要になるという訳なのだ。
 話に聞くと、他の病院では、個々の料金がもっと高い所もあると聞く。僕の行っている獣医さんが良心的なのかもしれなし、他の病院が高いだけなのかも知れない。ただ、近所の犬友達では、僕の行く獣医さんの所へ行っている人がいない。
 たしかに獣医の先生が少々ぶっきらぼうな方なんで、ご夫人方に人気がないだけのような気もするんだけど。初見では誤解され易いかもしれないけれど、実際は、とっても面倒見の良い優しい先生なんだけどねぇ。

 こららには、先日「アリス」が両足を怪我をした際に要した医療費は入っていないし、皮膚病、涙ヤケ防止用の目薬、酵母菌を殺菌する耳の薬の費用も含まれていない。
 もちろん「アリス」に要した 3年前の避妊手術の費用は入っていないし、これからかかるであろう「小町」の避妊手術の費用も含まれてはいない。

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One Response to コストの話をしよう (医療費)

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