どうしても 1番じゃなきゃ駄目なんだぁ!!

どっかのオバちゃんが「2番じゃ駄目なんですか!?」と吠えたんで、一時はどうなる事かと思ったけど…

 独立行政法人理化学研究所(理研)と富士通株式会社は先の 11月 2日に、現在開発中の京速コンピュータ「京」が、性能目標として定めた LINPACK性能 10ペタフロップス(Peta FLOPS)毎秒 1.051京回の浮動小数点演算数を実現したと発表した、とのこと。

 ってか、サイドパネルの写真を見ただけで「富士通製」ってすぐ判ったんだけど。とは言っても、実はさっきまで気にも留めてなかったんで、スーパーコンピューター「京」が富士通製って全く知らなかったんだ。(^-^;)
 ま、良かったよね。とりあえず「世界一、おめでとうございます。」ってことで。m(_ _)m
直接ってか、全く関係は無いけれど、元富士通社員で、かつては発表前の水冷 VP演算マシン(タイトカップリングのマルチ CPU 4基構成)向けのソフトウェア開発とのハードウェアとソフトウェア結合試験や性能試験をしていた身としては、ただ素直に嬉しかったりする。(^o^)

発表によると、
 「京」は文部科学省が推進する「革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の構築」計画のもと開発されている次世代スーパーコンピュータ。2012年11月の共用開始を目指しており、愛称の「京」は1秒間に1京回、すなわち10PFLOPSの目標性能を表している。
 LINPACKとは連立一次方程式の解法プログラムで、スパコンの世界的な順位を示す「TOP500」リストを作成するためのベンチマーク・プログラム。これで今回「京」は10.51PFLOPSを達成した。「TOP500」リストは毎年6月と11月に発表されるが、前回6月のランキングで「京」は8.162PFLOPSの性能値で世界1位を獲得していた。
 今回の計測に用いられたシステムは864筐体(CPU数88,128個、理論演算性能は11.28PFLOPS)をネットワーク接続した最終構成で、実行効率は93.2%を達成した。これは2011年6月にTOP500に登録した93.0%を上回る。

とのこと。

 つまり CPUを88,128個を結んで並列演算処理系のコンピュータを作って、当面の目標だった10PFLOPSをちょいとだけ上回って 10.51PFLOPSを達成し「世界一のコンピューター」の座に輝いたってことだよね。

 システムは864筐体ってことだけど、写真からは 24列が確認できるから 1列あたりに 36箱がつながっている勘定になり CPUの数は全体で 88,128個だってことだから、筐体 1台あたりに CPUは 102個って事だ。マルチコアって表現じゃないから、個々の CPUチップとメモリが 102セット分搭載されているってコトになる。筐体内の配線だけでもスパゲッティになりそうだな。
 その上で各 864箱をケーブルネットワークでマトリックスで接続しているのだろうけれど、決して表に出てくる事はない現場で開発している人達に一体どれだけの苦労があったのだろうか。我が身だった頃を想えば、およそ想像に難くないけどねぇ。なにがなんでも1番を目指すって目標でもなきゃ、そんなコトやってられないよね。本当にご苦労様でした。m(_ _)m

…で「ペタってのはどのくらい凄いんだ?」ってことなんだけど、実は単位がよく判らないのでちょいと調べてみた。少なくとも「T(テラ)」よりは大きいってことは想像はつくけどね。

1018 エクサ (exa) E 百京 1,000,000,000,000,000,000
1015 ペタ (peta) P 千兆 1,000,000,000,000,000
1012 テラ (tera) T 一兆 1,000,000,000,000
109 ギガ (giga) G 十億 1,000,000,000
106 メガ (mega) M 百万 1,000,000
103 キロ (kilo) K 1,000

ってことで 10Pってのは 1016ってことなんで「千兆」の、ひとつ上の桁になるんで「京」ってことになるらしい。

 僕らが学生の頃は「FLOPS」じゃなくて「MIPS」って言うのがコンピューターの性能を示す数値だったんだけど、今じゃ使っている例を聞く事もない。ちなみに「 100万命令毎秒 (million instructions per second) の略で、コンピュータの性能指標の1つ。」ってことで 1秒間に何百万個の命令が実行できるかを表す値だったんだけどね。
 いくらピーク性能で自慢しても現実的じゃないし実際あんまり意味がないって事になって、じゃあ 1秒間に浮動小数点数演算が何回できるかという能力を理論的/実際的(実験的)に表した数値で示そうって「FLOPS」になったんだよな。

 今じゃ、パソコンに使われている CPUの方が僕らが学生だった当時の計算センターでバッチ処理してもらっていた計算機よりも性能的には数倍以上も高速なんだよな。ある意味、ちまちました時代だったんだなぁ。
 おまけにメモリ容量なんて、今じゃ比較にもならないくらいメッチャ少なかったんだからね。普通の大型計算機にしたって当時は数 Mがやっとで、ベクトル演算専用のスーパーコンピューターの主記憶にしたって 1G以上なんて、とんでもない夢物語だったんだからホント時代は変わったよねぇ…(遠い目)

 少年漫画の主人公達みたいに「パワーインフレ」化が起きてるって言っても、ある意味、間違いじゃ無いよな。

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