生きねば…

タイトル
 月に 1度のお楽しみ。
 今月の「映画の日」はスタジオジブリのアニメーション『風立ちぬ』を見て来ました。

 既に 半月近く公開されているから、多少のネタバレがあっても問題はないでしょうかね ?

 観終った直後の正直な感想は、う〜ん。何か微妙。
 面白く無い訳ではないけれど、素直に面白かった、とは言えない。

 それが何だったのか、観終った直後ではわからなかった。
 だから一晩寝た後で、理由を考察してみようって考えた。

 物語は、淡々と終わり迄進み,冒険も、活劇も、恐怖も、心配も無かった。
 だからと言って、恋愛や悲哀が有ったかとも言えない。

 差し障りの無い所で、映画のコピーからの抜粋してみる。

 この作品の題名「風立ちぬ」は堀辰雄の同名の小説に由来する。ポール・ヴァレリーの詩の一節を堀辰雄は“風立ちぬ、いざ生きめやも”と訳した。この映画は実在した堀越二郎と同時代に生きた文学者堀辰雄をごちゃまぜにして、ひとりの主人公“二郎”に仕立てている。
 後に神話と化したゼロ戦の誕生をたて糸に、青年技師二郎と美しい薄幸の少女菜穂子との出会い別れを横糸に、カプローニおじさんが時空を超えた彩どりをそえて、完全なフィクションとして1930年代の青春を描く、異色の作品である。

風立ちぬ2 縦糸の飛行機への憧れ。設計にかける情熱と悲しみ。
 横糸の純愛。恋愛と離別。

 残念ながら、どちらからも主人公の受けた哀しみが伝わって来ない。
 敢えて描かなかったのか。その部分は視聴者に己の想像で補えと丸投げされた格好だ。

 

24106117 少なくとも、子供向けの映画では無い。
 戦争讃歌では無いが、かと言って戦争否定でも無い。

 僕には最後まで、主人公の受けた哀しみが伝わって来なかった。
 身を引き裂かれるような哀しみを抱えながらも、なお苦しみ生き続ける姿が見れなかった。

 「生きねば。」の、意が見当たらなかった。生きる強さも描かれて無かった。
 あまりに物語が淡々と進み、とうとう最後まで主人公に感情移入出来ないまま終った。

 「火垂るの墓」を見終わった後、ジクジクと心の片隅から湧き出た行き場のない「遣る瀬無さ」も感じられなかった。

 僕には、映画の主題を受け取れないまま終ってしまった感じがした。
 その意味で今回の映画は、期待が大きかった分とても残念な映画だった様な気がする。

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