たけーよ!!

Nikon Df
 先月末からニコンのサイトで新製品を告知していたから、僕もそれを楽しみにしていた。そして予告通り 11月 5日に詳細が発表されたんだけど、とてもじゃないが僕には手が出せそうに無かったなぁ。いくら「趣味」に「金に糸目は付けない」と言うけれどさぁ、標準レンズ込みで 30万は、なんぼなんでも高すぎると思うんだけどねぇ…
 僕的には New FM2みたいな感じのエントリーでフルマニュアル機を期待していたんだ。別にアナクロと呼ばれても良いから、ごっそりと贅肉、今の家電製品的なティストをそぎ落とし、カメラ本来のかっちりとした塊とメカメカしい「精密」感を期待していたんだよ。その意味では期待通りのデザインと言えるのだけど、今回のはいかんせん高すぎた。残念ながら、僕には手が出せない…

 僕に、写真の楽しさを教えてくれたのは父から譲ってもらったオリンパス・ペンであり、写真撮影の難しさと喜びを教えてくれたのがリコーの XR-500だった。社会人になって、満を持して買った一眼レフが New FM2だったんだ。
 電池を使うのは TTL測光の露出計だけで 1/4000秒 (過去に一度も使ったことないし、通常は使う機会など無いよ) まで対応した、動作が安定してると評判の高速メカニカルシャッターを搭載していた。メカニカルだからフィルムさえ入っていれば電池が無くなっても撮影出来たと言うが、もともと電池消費は微々たるものだから、たしか一度も交換したことなどなかったと思う。そんなフルマニュアル機っていうのが楽しかった。だから New FM2のイメージと使い勝手を持ったデジカメだったら「ぜひ欲しい」って思っていたんだよ。

 露出計の表示を参考にしながら、絞りとシャッタースピードを自分で設定しなければならない。慣れれば露出計の値など読まなくても反射的に勘で分かるもの。フィルムの特性を意識しながら意図的にアンダーにしてみたり逆にハイキーにしてみたり、シャッタースピードを遅くしたり速くしたり。手間のかかる事、あんなのが本当に楽しくって面白かったなぁ…
 勿論、いまのデジタル一眼でもできるんだけどね。今の方が気楽に試し取りを沢山できるから、以前にも増して色々と試す事が出来るので、もっと大胆に挑戦が出来る。だけど何となく持ってても、あんまり楽しく感じる事が無かったんだよね。

 なんでか知らないけど、以前に僕の感じてたニコンらしさっていうのが無いように思えてて、言い換えれば旅先で見知らぬ人と出会った時に、同じニコン製品を使っているっていうだけで、何とも言えない連帯感とか見知らぬ相手への親しみが感じられなくなっていったんだよ。
 第一、どこのカメラも似たようなシルエットになってて遠目では区別が付きにくかったのでロゴを確認しなくっちゃ判別出来ないのも、つまらなかった。三脚につけた時に利用していたワイヤードレリーズが使えなくなったのも好きじゃなかった。これは使いにくくて不便で仕方なかったんだ。
 
 さらに、僕が使っていたのは交換した全面マットのフォーカス・スクリーンだった。構図の決めやすいライン入りを着けていたから、スプリットマイクロのように暗くなったら影ってピントが合わせ辛いってことがなかったんだ。
 そのかわりに視力が弱い人や、既に衰えてしまった人には不評だったけれどね。ちょっとした部分だけど自分仕様にカスタマイズできたから、それだけで自分専用のカメラって感じがして大好きだったんだ。

 誰が使っても失敗のない写真が撮れるのも大切だけど、趣味のカメラなんだったら持ち主の指示通りにしか撮影できない、自分勝手には何も出来ないカメラっていうのが欲しいよねぇ。
 絞りやシャッタースピードの値が、ファインダーを覗かなくてもメカニカルで判断できる。僕がなぜ友人の持つ 300sが使い難いと感じたのか、今、初めて気がついたなぁ…

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One Response to たけーよ!!

  1. ピンバック: これが創立 100周年記念の製品ですか… | 僕と犬とMacと

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