中華ラジオを買った(その 3)

IMG_1767 先日購入した中華 BCLラジオ TECSUN PL-390について 3週間ほど使用した、今回は iPod nano外部スピーカーとして使って見た主観的な感想を述べてみる。
 大方の予想通りというか、ご多分に漏れずと言うか、最初から期待していなかったから大きく落胆はしなかったが「淡い期待は脆くも崩れ去りました」って感じかな…

 もっとも比較対象にした相手が悪過ぎたのかも知れない。ただ単にスピーカーを 2個搭載したからステレオ対応と言っているだけで、元々は BCLラジオなのだ。折角スピーカーを 2個も搭載したのだからという理由で、外部入力端子を用意しただけなのだろう。コードを接続すれば勝手にスピーカーモードに切り替わってくれるのは便利だ。
 条件を同じにするため iPod nanoのヘッドフォン端子からケーブル接続でスピーカーを鳴らす事にする。購入して確実に 7年以上は経過している JBL On Stage(初期型)と、今年の春に購入した Tw550が Line In端子を装備していたので、この 2台を使用した。

 この機種を選んだ事に深い意味は無い。たまたま手持ちの機器で外部入力に対応していたからに過ぎないが、使用しているスピーカー口径がスペック表とは異なり本当は 50mmのPL-390よりも小さな 45mmを駆動する Tw550と、25mmの JBL On Stageでは、音質的に似た様な傾向になるかもしれないって淡い期待が多少は有った事は認める。
 ただ今回、音を聴き比べる際に使用した手持ちの外部スピーカーは、いずれも iPod対応を謳っているので音楽用と言えなくもない。同じ土俵で比べる事に無理が有ったのかも知れない。

IMG_1768 結果から言えば JBL On Stageの圧勝。さすがは「JBLのサウンドテクノロジーにより開発された、とてもパワフルな25mmフルレンジスピーカーユニット。強力な磁力を持つネオジウムマグネットや、独自開発のアルミ・コーンが、低音の大振幅にもビクともしない、ワイドレンジ、ハイクォリティーサウンドをもたらす。」とカタログにも表記されていた通り、朗々と響く音は BGMとしても、普段使いとしても、とても快適な環境を提供してくれる。
 当然 ACアダプター使用が前提と、バッテリー使用が前提の製品ではエネルギー供給量が違うから、その影響で音の大きさと厚みが違ってくる。不利なのは否めない。

 そういった意味では同じくバッテリー駆動で、スピーカー口径サイズも同じ感じの Tw550との比較が、多少は似て来るのかもしれないが…

IMG_1770 結論は先に述べている通り、所詮 BCLラジオである。ポッドキャスト等の肉声には十分ではあるが、音楽鑑賞用としても BGM用としても物足らない音と言える。
 低音が全く出ていないっていう感じもする、かといって高域がキンキン響く音でもない。何と言うか、意図的に肉声には不要とも言える高低域の両方をカットしているような音しか出ていない感じなのだ。
 ボリューム位置は最大にはしていないから出力差は問題にはならない。なるだけ同じ大きさになる様にボリュームを調整してみたが、音を楽しむスピーカーとニュース等の声を聞くスピーカーという特性差が明確に現れる結果となった。

 あくまでも僕の耳で聴いた感じからの印象でしかないが、使用しているのは高域と低域をカットした中域主体の、ニュース用に肉声が浮かび上がる特性に調整したスピーカーなのだろう。そんなの「ラジオなのだから当たり前」と言われれば、返す言葉が無い。確かに当然の結果である。
 普通にラジオ放送を聴いている分には、とても聴き易い。ローカル局の AMも FMも同様だ。流れる音楽も受信時の雑音がほとんど無いから、とても聴き易い。ただ、あくまでもラジオとして。小型ラジオにオーディオ並の特性を期待してはいけない。そもそも、それが最初からの間違いである。

 仮に専用デジタルアンプを搭載し、もっとスピーカーの出力が取り出せる様になったとしても、スピーカー特性はイカンともし難い。口径が小さくてもネオジウムマグネットを奢った、それなりの特性を持つスピーカーが搭載されれば、今よりもずっと良い音で、もっとマトモで快適な外部スピーカーとして使用出来るのかもしれない。そうなったらそうなったで価格もそれなりになることだろう。
 ステレオスピーカーを搭載しているのだから「音も楽しめるだろう」と、勝手に勘違いしてはいけないって事だ。

 外付けスピーカーにもなる高音質ステレオレシーバーとして、それなりの需要は有る様な気もするけれど、それは日本やアメリカ等の海外の話であり、中国国内での需要はさほど期待出来ないのだろう。現状の段階ではメーカーは「 BCLラジオに iPhoneや iPod用の外部スピーカーとしての使用は期待していない」と判断しているって事なのだ。ラジオの音とすれば出来は悪くは無い。満足できるという訳では無いが、それなりに聴き易い音は出ているのだ。
 受信後のノイズは少ないので PL-390に外付けスピーカーを接続すれば、それなりに楽しむことはできる。ただ、そんな割り切った使い方なら、もっと小さな DSPラジオ PL-310や PL−380等の方が良いかもしれない。一応、この機種だって普通に考えれば十分過ぎるほど小型なのだけど。

 今後 iPhoneや iPod用の外付けスピーカーを購入する際は、どんなに筐体が小さくても使用されているスピーカー特性がどうなっているかを確認し、必要ならじっくり調査しなくては「後悔する羽目になるよ」って事だな。
 今回の場合は、購入前に内部構造が解っていたから、ある程度の予想はしていた。だから元々外付けスピーカーとしては期待してなかったから別に良いんだけどさ。できれば逆の方に期待を裏切って欲しかったなぁ…

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2 Responses to 中華ラジオを買った(その 3)

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