XZ-10の長所と短所はコインの表と裏

オリンパス XZ-10を買ったよ(その 4)

 使ってみた感想を率直に述べてみれば、やっぱり最初から判っていた通り「中途半端な製品なのね」ってことだ。確かに欠点を個性として了解してて使うには、それなりに高性能で使いでのある機種なのだが。xz-10-3 つまりは高性能な 1/2.3型CMOSのイメージセンサーだったけれど、最初に商品企画を通した際に想定していた「オリンパスが期待していた程には高性能ではなかった」って事なんだろうな。
 もっとも短所は往々にして長所の裏返しであったりする。短所だから使えないと諦めてしまうのではなく、長所の部分を生かして使いこなす事こそが、購入所有者である僕に科せられたミッションなんだろう、ね。(^-^)

 善しにつけ悪しきにつけ、製品企画として決定づけた最大の特徴でもある「1/2.3型CMOSイメージセンサー」が足を引っ張ってしまっていると思う。その点に関してメーカーは言い訳は出来ないだろう。或は製品として生まれ出て来るには、未だ時期が早過ぎたのかもしれない。
 それとも限界が見えたからこそ、この遥か先に目標のゴールがあることに気づかされたのかも知れない。なるほど単純な後継機種が生まれなかったのも合点がいく。小型の裏面 CMOSイメージセンサー自身が今だ改良の余地の残る発展途上の製品という事なんだろう。

 普通にスナップ写真用に使っている分には、オートでも手軽にフラットでクセの無い素直な画像を結んでくれる。液晶タッチパネルを利用してフォーカス点を選び、そこにピントが合うと自動でシャッターが切れる。ビントに迷うとなかなかシャッターが切れないから、ちょっと焦る。
 先週のドッグランでのスナップで普通に弱くノイズリダクションをかけた JPEG画像を縮小して見ている範囲では、その通りに素直で使い易いスナップ写真用カメラとして十二分に満足のいくカメラだと感じた。葉書サイズで焼き増しする分には特に不満に感じる事は無いだろう。

 確かにスナップ用カメラとして気軽に持ち歩こうとした場合は少しばかり重さが気になる。ペットや動物を撮る際にピントが合うにも少し時間が遅れる。電源を OFFから ONにして使える様になるまでも、ほんの少しだけど遅いと感じる時がある。連写したわけじゃないけれど、連続してシャッターを切ると 3枚目くらいから急に保存に時間がかかり、少しの間だけど何も出来なくなる。イライラする程ではないけれどタイミングを逃す。
 動物や昆虫を撮影するには AFの反応が遅すぎるし機動性も、お世辞にも充分に対応できてるとは言い難い。急に動くことの無い風景や花をマクロで撮るには充分すぎるし、撮れた画像には満足なんだけど、ね。

 一方、自分で画作りをしようと RAW画像を加工しようとした時は、特に ISOが 800以上の高感度になった時に目に付き始める全体に散らばる些細なノイズや、微妙な曲面のディテールを表現するには階調特性の浅さが気になってくる。困った事に、画像を等倍以上に拡大して自分でパラメータを調整して現像しようとして細かく見ていくと急に気になりだすのだ。
 僕自身、どちらかというとアンダーに寄った画像が好きで、例えば晴天日中の適正露出では陰に沈んでしまう部分を、きちんと拾ってくれる様な画像が好き。本来ちゃんとそこに有って目には見えていた物がカメラの性能で写し取れないなんて変な話だろ?

m_pic_01 ここで「1/2.3型CMOSのイメージセンサー」が足を引っ張ってしまっているのを当に実感してしまう。直接 JPEG圧縮したものを見ていたり、葉書サイズにプリントしてしまう分には特に問題にはならないのだろうけど、気がついてしまっている分には気持ちの悪いものが残る。
 そのうえセンサーサイズが小さく画素ピッチも狭いせいなのか、さすがに F8まで絞り込むと回折現象で画像が少し滲んでいる様にも見える。手ぶれじゃないと思う。
 これが 12Mでなく、もしも 8Mや 6Mであれば、これほどまでに辺境銀河に点在する星屑のように散らばった微細なノイズ等を気にする事も無かったのかもしれない。
 僕自身が、ほとんどノイズの気にならない ISOの範囲と言うのは 100 〜 400程度だと思う。幸い iAUTO設定時でも指定した範囲内で変移するようにカスタマイズして制限できるから、まだ良い。無理して手持ち撮影しないで、面倒くさがらずに小型三脚を持ち出せば良いだけなのだから。

 実際、自分で撮った時のイメージに出来るだけ近づけるために RAW現像しようとも思わなければ気にもならないのだし、普通に JPEGで出力された画像を見ていた分には、それなりに満足していたんだ。
 だからと言って今さら XF-1や S120に買い替える気があるかというと、流石にそこまでは思わない。第一、僕の手元には先立つ物が無いのだから、ねぇ。(^-^;)

 仕様書によれば、同じ様な 12Mの解像度を持つセンサーサイズの異なる商品。画像全体から感じられる色乗りや深み、階調にも不足を感じるのは、おそらく 1個当たりの素子の大きさが微妙な階調の深さにに影響を与えている様に感じられる、僕の単なる思い込みや気のせいなのかもしれない。レンズは良いんだろうけど、ね。
 もしかしたらイメージセンサーが今流行のローパスレスでは無かった、からかもしれないし、或は、もっと単純な問題でオリンパスが標準で添付してくれた OLYMPUS Viewer 3アプリケーションソフトの処理能力不足なのかもしれないけれど…

 どうせ選ぶんだったらイメージセンサーが最大級の 35mmフルサイズを持つコンパクト?デジカメであるソニーのサイバーショット DSC-RX1の方がいい。もとい「買えるんだったら」だな。
 現実ではニコンの COOLPIX Aシグマの DP2 Merrill辺りが妥当なんだろうけど、価格で言ったら先日も Amazonでタイムセールスしていたけれど、サイバーショットの 1/10の価格まで落ちたキャノン・ミラーレス EOS Mになってしまうね。cmos-apsc どっちにしろ今はもう買わないけど、さ…

 もしも何年後かに購入する機会があると仮定して、その頃にはデジカメのイメージセンサーはスマートフォンに対抗する為に大型化されてて、明るいズームレンズは今よりも、さらに改良されているだろうから、ね。
 それがいったい何年後かは分らないけれど、その時に最新の一世代前の機種から選べば良いだけだろ?

 今の所、普通に使っている分には特に不満は無いよ。そりゃ RAW画像を弄って、ちょっと凝った画作りを始めなきゃ、って条件が付くけれど。
 そもそも毎回毎回それほど凝った画作りなんか、しやしないから、ね。今は買ったばかりだから面白がってやっているだけで、これが何時まで続くのか正直、自分でも分らないワケだし。(^-^;)

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One Response to XZ-10の長所と短所はコインの表と裏

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