愛犬と呼べるように…

 最近、特に感じる事なんですが、なんだか僕の身の回りでも勘違いしてる人が多いみたいなので…IMG_0889 一応「飼犬の躾専門家」では無いと断っているのですが、飼犬の躾に悩まれている方から色々と話を聞く機会があり、どうも根本的な部分で飼主と飼犬との関係を誤解しているようにも感じられるのです。

信頼と服従は違う。

愛犬に育てよう(その1)

 僕は犬の専門家でもなんでもないけれど信頼も無い所で、いくら飼犬に「服従訓練」を繰り返しても信頼関係は築けません !! と言い切ってしまう。
 僕自身は「信頼関係の無い所では、どんな訓練も無意味である。」と考えています。そして信頼の根底には、先ず飼い犬自身の「生命の保証」が有ると考えています。

 確かに犬を飼うことを決めたのは「飼主」かも知れませんが、だからと言って「飼犬」からの「信頼」を得られるか否かは、全く別の事なのです。
 今の世の中、極端な例をあげれば「お金さえ出せば誰でも、犬の飼主になることは出来る。」訳ですが、だからと言って必ずしも犬から信頼されるとは限らないのです。

 表現を変えてみれば、いくら立場上「上司」だからといって、必ずしも「部下」から「信頼」を得られるか否かと考えてみれば、自ずと理解出来るかと思います。
 もう一つ例をあげれば、学校で「学級委員長」になったからと言っても、必ずしもクラスメイト全員から自動的に「信頼」を得られているわけではないと言うことと同じだと言えば解るでしょうか。

 人間であれば対人関係の含みもあり、さらに損得勘定や利害関係も絡んでくるので、必ずしも信頼していない上司の指示でも、学級委員の命令でも黙って聞くこともできるでしょうが、人間社会の経済観念とは全く別の所で生きている犬に、そういった人間同様の関係性を求めても無駄です。
 言わば犬の損得人の損得概念はそれぞれに異なっているという事です。そういった意味では「犬の損得」は人のそれに比べて非常に単純に出来ていると言えます。

 犬の損得は、別に犬に限らず生きとし生けるもの全てに対して言えることでもありますが、彼らの行動原理は常に生存本能に根ざした物であり、言い換えれば「自身の生き残り」を掛けていると言うことです。
 より具体的に言うと「身の安全」と「空腹を満たす」事を正に「自身の痛み」を負に、判断基準に置いていると言っても良いかと思います。つまり彼らが優先すべきは、自身が「安心して休める場所」と飢えを満たす「食餌」確保であり「その 2つを提供してくれる群のリーダーに従う」と考えて頂いても間違いでは無いと思います。

 これらの事が理解できのなら、飼主の「言うことを聞かない」から飼犬を「叩いた」り「力任せに押さえつけた」りすることが、飼犬の「躾 = 訓練」にとって如何に無意味だと言う事が理解できると思います。
 人に似た心の動きを持つ犬の場合、高圧的に無理やりに従わせたり、暴力による恐怖支配では彼らの心は動きません。例え飼主であっても飼犬が言うことを聞くわけはありませんし、もしも子犬の頃に、飼主や飼主の家族から「寝た子を起こす」様な扱いを受けた飼犬だったら、飼主や家族を「」んだり「怯え」たりすることはあっても、指示された事に大人しく「従う事は無い」でしょうし、それ以前に彼らは指示の意図さえ「理解していない」と思います。

 飼犬が飼主の言うことに従うのは、そうすれば飼主が喜んでくれるし、その上に飼犬を褒めてくれるからです。これを言い換えて「部下が上司の言うことに従うのは、そうすれば部下である自分を認めて褒めてくれるし、上司がまるで自分のことのように喜んでくれる」からだ、という風に置き換えてみてください。
 部下を指示通りに動かして利用するだけで、成功は当然だと考え全く褒めても認めてくれないし、失敗した時は部下を責めるだけの上司では、どんな人でろうと部下として一緒に働きたいとは考えないはずです。

 飼主である「あなた自身」は「飼犬」に対して、本当に最悪な上司の様な態度を示していないでしょうか。飼犬が指示された事が上手に出来ても褒めもせず、そんなこと出来て当たり前だという態度をしていないでしょうか。
 一般的に犬の知能は、およそ 4歳 〜 5歳程度の未就学児童、幼稚園児と同じ位だと言われています。ちょうど、それくらいの子供に対し、その子供が生まれて初めて体験する事への教育的な指導と同じようなつもりで行えば、飼主の気持ちも多少なり精神的なイライラは軽減されるかもしれないな、と感じます。

 それぞれの飼主と飼犬の立場と関係性で異なりますからケースバイケースで具体的な例はあげられませんが、この続きは次回に語りましょう…

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