少なくとも家ではリラックスさせよう

 最近、特に感じる事なんですが、なんだか僕の身の回りでも勘違いしてる人が多いみたいなので…ポカポカ陽気 一応「飼犬の躾専門家」では無いと断っているのですが、飼犬の躾に悩まれている方から色々と話を聞く機会があり、どうも根本的な部分で飼主と飼犬との関係を誤解しているようにも感じられるのです。

一緒に居れば何処でも安全、何時でも安心。

愛犬に育てよう(その2)

 先日の繰り返しになりますが「人の損得勘定」と「犬の損得勘定」は異なり、犬の損得勘定は単純な「生存本能に根ざしている」と書きました。先ずは、飼主自身が犬からの信頼を得るためにも「飼主の側に居れば安心して眠る事が出来る。」と犬自身に気づいてもらえる事が重要だという事です。
 例え飼主が近づいても目も覚まさず、飼犬が「へそ天」で寝ていたり「鼾をかいて爆睡」していたり出来るという事は、裏を返せば犬自身が「飼主の側は安全で安心できる場所だと認識している」という事になります。

 新たに犬を向え入れた時、犬の都合も考えずに我先に遊ぼうとする新米飼主さんを多く見かけますが、最初に行うべき事は迎え入れた場所で「これからずっと安心して生活して居られる場所である」と言う事を犬自身に判断してもらう事が重要です。
 人でも進学や就職などで引越した場合や生活環境が急に変わってしまっては落ち着かないのが普通なのですから、初めて家に連れてきた飼犬も同じだと考えて下さい。安心できる場所だと思ってもらえるために、連れてきた初日は飼犬の眠る場所を決めて見守るだけにして、その場でゆっくりと過ごさせる事です。直ぐに眠ってくれたなら、それが一番良い事です。

 犬に限らず殆どの群れで行動する動物は、自分の属している群れが安心して過ごせる場所に「見知らぬ何か」が侵入してくるのを非常に嫌います。近づいて来る存在に向かって警戒し、自分達が吠える事で威嚇し無用なトラブルもなく相手が遠ざかってくれる事を願います。
 飼犬が飼主を信頼していれば、飼主がキチンと対応して群れの近くに迎え入れる存在を全て覚えてしまうので、気をつけて聞き分けて見れば、それが「不審者に対する警戒」なのか「知っている人や犬が来た」時なのかは、吠えてる声質や吠える調子まで変わっている事が判るはずです。

 このように、犬は一緒に暮らす群れの仲間に自分の見聞きした情報を知らせる方法を知っています。つまり彼らは一所懸命に飼主に知らせようと努力しているのです。それをきちんと飼主自身が判ってあげなければ、飼犬からの信頼を得られなくなってしまいます。
 飼犬からすれば、彼は必死になって知らせているのに飼主が全く気付いてくれないから、飼犬自身が群れを守らねばならないと考えるようになります。飼主は当てにならないから自分の身は自分で守らねばいけないと考えるようになるのです。

 こんな調子では飼犬は気が休まる暇がありません。飼犬が心から安心できるためにも、飼主である貴方は、飼犬が何に対して怯えたり警戒しているのかを気付いて、きちんと対応してあげる必要があります。
 飼主が安全であると判断したなら大丈夫である事を飼犬に理解させ、次回からは怯えなくても良いと教えてあげる必要があります。

 飼犬にしてみれば人社会の事など何も知らない訳ですから、面倒でも小さな事から何度も繰り返して覚えさせていれば、どんな飼犬でも飼主と一緒に居れば大丈夫だという事は覚えます。
 何か得体の知れない見知らぬ何かが現れても「飼主が対処してくれれば自分は安全に守られている」と理解したならば、飼主と一緒にいる時なら何処に行っても、どんな場所でも安心してリラックスするようになります。

 飼犬には、飼主と一緒に居れば安心であると言う事と、飼主から叱られる事は別だという認識はあります。何か失敗したり、飼主にとって都合の悪い事をしたら叱られ、何度も叱られれば失敗する事も少なくなります。
 犬は、どんなに頑張っても犬ですから、人社会の事など何も知りはしないのです。飼主の都合など解らないのが道理です。何度も何度も訓練して覚えさせる必要があります。成功した時は心から褒めて、失敗した時は心からがっかりして見せれば、飼犬は飼主に喜こんでもらいたい一心で一所懸命に覚えようと努力してくれます。できた時は、とても誇らしげに胸を張ります。

 ただし飼主として「失敗した時に飼犬を叱る事と飼犬に対して暴力を振るう事は全く別の事である。」という認識は持っておいてください。繰り返し訓練しても、一向に覚えれないのか、覚えようとしないのか、覚えてるのにわざと失敗しているのかを見極めてください。
 犬にも反抗期があります。飼犬が悪戯でワザとしていると分かった時は、おもいっきり叩いたとしても、それは飼犬自身が悪かったと知っています。飼主を尊敬する事はあっても恐怖で萎縮する事はありません、大丈夫です。

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