金星探査機「あかつき」

 先日 12月 7日(月曜)の午前 8時 50分頃から 5年前に軌道制御メインエンジンの故障で失敗に終わっていた金星探査機「あかつき」に 4つある小型姿勢制御用エンジンを使用し、観測のため金星周回軌道に乗せるため再チャレンジのミッションが行われた。
あかつき01 当日の発表では、予定通り周回軌道に乗れたかどうかは確認のため 2日後に改めて発表すると言っていたが、とりあえずは予定していた通りにミッションは終了したとのこと。
 設計寿命の 4年をとうに過ぎ 5年目の再チャレンジだったのに、無事に各部品が動作した事実に驚く。当初の計画通りはいかなかったと言うのでは 5年前に無事に地球に戻ってきた小惑星探査機「はやぶさ」が記憶に新しいが…

 はやぶさの場合は映画になったり、アニメや漫画、特番 DVDが作られたりにもなった。日本中どころか世界中を巻き込んで一種のフィーバー現象が巻き起こったけれど、今度もまた、そうなるんだろうか?
 否、さすがに今度はそこまではならないだろうなぁ…

あかつき02 そもそも宇宙線や放射線、太陽風にさらされる危険性は最初から予想されていたわけだから、最初から 4年の耐久性は余裕を取った値だし、火星探査機スピリットだって当初の活動予定は 3ヶ月間だったと言うけれど、想定寿命をはるかに超えて 2004年の着陸から 2010年の通信途絶まで 6年以上にわたって活動を続けたことになっている。
 それを考えれば 1年の余裕なんて、ちょろいちょろい。実際はこれからが本番なんだからね。

 当初計画では終わっている筈の金星探査を、これから始めなければならない。これから始めて、計画していた通りの全探査データを得られるのだろうか。まさに、これからが本当の意味で正念場なんだ。
 僕自身の感覚として、これら想定の耐久性は過ぎても正常に動作したことを素直に喜べないのは、これからの観測は時間、そして個々の部品自身の耐久性との戦いとなると予想されるからだ。

あかつき03 その後 9日に発表されたプレスリリースの記事によれば「国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、金星探査機『あかつき』を金星周回軌道に投入することに成功しましたので、お知らせします。 」との事。
 今後、姿勢制御を繰返して周回軌道を微調整し 3ヶ月間の調整を経て、来年の春には定常観測に移行するらしい。
 ひとまずは「本当に良かったですね」そして「これからが大変ですが頑張ってください」って事で。

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