災害時に飼犬と(その1)

 5年前このブログを始めた直後に発生した「東日本大震災」別名「 3.11」と、そして 2週間前から断続的に続いている「熊本地震」は未だに収束していない。
maxresdefault 沖縄から鹿児島・熊本、そして大分を結ぶ霧島火山帯上の活断層を中心とした一連の地震に、それ以前からの火山活動も含めて余震が今も続き、被災者にとっては終わりが見えないでいるのだろう。

その時、どう対処すべきなのか。

非常事態に備えて(その1)

 幸い僕の住んでいる宮崎に直接的な被害は少なかったが、同時刻に発生した長く揺れた地震への不安は生々しい。それでも熊本の被災者が体験している恐怖の比ではない。
 現に今も避難所にて彼らに乗しかかっているストレスは相当な重圧だと想像するしかないが、たまたま今回は宮崎の被害は少なかったけれど、次は僕らかもしれない。

 確かに宮崎県内に断層は少ないかもしれないけど、日向灘を震源として津波が発生したら海岸線に住んでいる僕らは壊滅的な打撃を被るのは避けられない。火山列島に住んでいる限り常に噴火や地震と隣り合わせだと言え、素直にそれを受け入れられるほど人生を達観できていない。
 はっきりと予知できないことに対し、その時、我々自身が無事に逃げ切れる可能性も、生き残れる保証も、何処にもありはしない。だからと言って人生を投げやりになったり、自暴自棄になる必要はないけれど。

 現在では災害時の自主避難は飼犬と共に避難することになっている。僕はこれまで万が一避難生活を余儀なくされた時のことを考え、自分の飼犬に対して他者や他犬への攻撃性を排し、機会ある毎に幼児や他人に飼犬の体に触れてもらっている。
 僕なりに、見知らぬ不特定多数の人々が避難してくる環境を想定し、他人に対して飼犬が感じるストレスを軽減する様にと考えた結果である。

 仮にペット同伴で無事に逃げ延びたとしても、現実には受け入れ態勢が整っていない。現実に熊本では避難所を追い出されたり、ペット同行避難で受入れ拒否されたとの相談は 600件あったそうだ。
 声を上げる一部の人に過ぎないから、実際にはもっと多いに違いない。幸運にも開放された動物病院に受け入れてもらえたのは 200世帯に過ぎない。

 避難所に入れたとしても、一部には人間優先だと飲料水を取り上げられたり、心ない言葉をぶつけられたりしているという。何処にでも犬嫌い、猫嫌いはいる。
 ストレスを抱え、その吐け口として八つ当たりされているだけだと解っていても、飼主も同じようにストレスに晒されているから、輪をかけた「それ」に耐えられるほど心には余裕がない。

 罪悪感や迷惑をかけられないからと自ら避難所を出て車内で寝泊まりした結果、エコノミー症候群で亡くなった人も多いという。このまま受け入れ態勢が整わない限り、きっと関連死等の二次被害者はまだ増えるかもしれない。
 環境省の発行する資料には「ペット同伴で避難」と書かれているが、それは理想であり、実の無い「お役所仕事」で、まさしく「言うは易し」の典型である。現実は「熊本地震」の避難所で起きている出来事。もっとも「理想」と「現実」の乖離は今に始まったことじゃないが…

 その時、僕らはどうしたら良いのだろう。折角、飼犬共々、無事に生き残れたとしても行き場所がないのであれば、真っ先に地区の「指定避難所」に避難する意味はない。
 最初からペット同伴で受入れてくれる場所を知っていれば、そちらに向かった方が良い。残念ながら今日まで調べた範囲では、宮崎市内にそのような施設は無い様子だけれど、まだ僕が気づいてないだけかもしれない。

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