シニア犬の肥満に注意(その 2)

 昨日 9日、朝からの雨で計画していた「大塚わんわん倶楽部」で行うプチ・ドッグランは中止となってしまった。まぁ仕方ないわな。
 さてさて子供の成長期の頃や若い時期には特に大きな問題にならないこと。それが加齢と共に問題になる。肥満もその一つだが、飼犬の場合は飼主の心がけで回避できる問題でもある。以下は、その自分なりの考察である。

高齢犬の肥満は万病の元。

愛犬に育てよう(その5)

 加齢と共に肥満になりやすいのは、どうしてなのか? それはどの動物に対しても同じことが言えるのだが、成長と共に代謝エネルギー利用の効率が良くなって無駄なエネルギーを使わなくなるからに過ぎない。エネルギーの非効率な浪費がなくなるだけなのだ。
 しかし、無駄になった物を体外に排出するのではなく脂質として自動的に貯め込むのも「万が一」に対処するために生物の身体に備わる機能である。それに気がつかず同じ調子で食事をしていれば肥満体型になるのは当然。同じ事が人の体にも言えることはアラフォーを迎えた人であるなら同意できるであろう。

 例えば自分が中学生や高校生だった思春期でも有る成長期の頃は、なぜか知らないけれど無駄にエネルギーが有り余っててジッとしている事が出来ずに、いくら食べても追いつかなかった記憶が有ると思うが、そんな時期はいつまでも続かない。
 やがて食べ過ぎれば、その分だけ太ってゆく。それが発育であり成長である自然の理りだ。別な言い方をすれば、正常な体が年齢相当に新陳代謝をしている訳で、即ち正常な発育をしているという状態だ。

 また生物には、季節に合わせた体脂肪の増加減がある。初夏における多量の「抜け毛」と「夏痩せ」そして冬に備えた「秋太り」は日本の四季に合わせた、生物が持つ進化の過程において身につけた生き残るための技だ。

 例えば 11kg未満の犬の場合に 1kg以上の増加減がある場合は注意する必要があると僕は考えてる。体重 55kgの人間に換算すれば 5kg以上の増加減に相当するからだ。
 季節毎にある程度の増減があるのは自然なので 500g以内の体重の増加減は気のする必要はないと思う。

 肥満で何が悪いのか。その一番の大きな理由としては、必要以上に心臓に負担をかけてしまう事実である。普段でも人に比べて犬の心臓の鼓動は早いのに、である。
 鼓動が早いので犬は運動した後に生成される筋肉に残る乳酸を早めに排出することが可能。そのお陰で彼らは筋肉痛にはならない訳だが、その代り日頃から常に鼓動が早い状態になっている。慌ただしいより、ゆったりした実生活を送る個体の方が長生きなのには理由がある。心肺の金属疲労ならぬ筋肉疲労を迎える時期が遅いからだ。

 その一方で肥満とは、すなわち脂質の増加である。脂肪粒子は大きく、その中身は筋肉組織に比べて非常に細かいため、結果的に血液の循環をせき止める働きとなる。すなわち身体中の血の巡りが悪くなり鬱血し易くなる。血の流れが淀み溜まれば、その部分の組織が痛み腫瘍の原因にもなる。
 血の巡りを良くしようと無理やり心臓を動かすことになる。結果さらに疲れやすくなるから動きたがらなくなる。おまけに筋肉が落ちるという悪循環になる。体重が軽いほど動きやすいのは事実で、それは人も動物も変わらない。慣用句の「尻が軽い」や「腰が重い」には少なからず侮蔑的な意味合いが含まれているけど、自分自身できれば精神的にも体型的にも、フットワーク軽快な人物に成りたいなぁと思ってる…

 必要以上に体重があるということは、筋肉にも負担がかかる。常に「重り」を背負っている状態な訳で、ただの重りだけなら降ろせば体が軽くなるし、負荷に対応した筋肉を付けることも可能だが、いかんせん体脂肪は好き勝手に降ろす様にはいかないから常に負担がかかっている状態であるとも言える。
 無理なダイエットをすると脂肪を落とす過程で一緒に筋肉を落としてしまう。筋肉には、四肢の末端に入り込んだ血液を心臓に圧し戻す働きもある。全身の筋肉が少なくなれば、その分だけ余計に心臓に負担がかかることになる。

 絶食ダイエット等は人でも犬でも体に負担ばかりをかける。安易に食事量を 1/2に減らしただけでは、今の飽食の時代に「栄養失調」になってしまう危険性がある。
 食事量を減らす場合は「おやつ禁止」をしながら、それまでの食事量から 3/4 〜 2/3程度から徐々に減らし 3〜4年ほどかけて1kgづつ 3〜4kgを落としていく計算となるようにした方が良いと考えている。

 アリスの場合、避妊手術をした結果 4歳の時に 14kgに限りなく近づいた体重を 3年かけ 7歳の時までに 12kgまで落とし、そこから 2年かけて、ようやく 11kg台に戻した。現在は、この状態をキープするように気をつけている。
 この体重は妊娠前の 2歳半、成犬になった頃の重さに近いから、ほぼ理想体重とも言える。

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