パッセンジャー

 先日 4月 4日の火曜日、友人が観たいと言ったので。僕自身は「キングコング」の方を観たかったんですが、それは後日という事で先に「パッセンジャー」を観てきました。
 尚、これ以降はネタバレを含みますので参照には自己責任にてお願いします。m(_ _)m

 いきなりネタバレに近いですが、暴言を恐れずに言ってしまえばハリウッド映画に特徴的な『ご都合主義』に彩られた、実に「ハチャメチャなラブストーリー」という感じでしたでしょうか。
 友人は「オデッセイ」みたいなサスペン的なサバイバル劇を期待していたらしいのですが…
 まぁ確かに下記の様なパンフレットの煽り文句だけ見たら、もうちょっと期待するわな、普通…

【 物 語 】
 20XX年、乗客 5000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が新たなる入植予定の目的地、惑星「ホームステッド 2」を目指して地球を旅立ち、目的地の惑星に到着するまでの 120年の間、乗客たちは冬眠装置で眠り続けていた。
 だが、エンジニアのジムと作家のオーロラだけが予定より 90年近く早く目覚めてしまう。絶望的で孤独な状況下で生き残る方法を模索するうちに 2人は惹かれ合っていくのだが……

 巨大な宇宙船の中で孤独な男が取った許されざる行為。しかし何も知らず眠り続ける 5000人の乗客を身をもって救った事で贖罪は完了していると思うけれども。
 それに、もし彼らが早く目覚めていなければ 5000人の乗客と約300人のクルーはシステムエラーを起こした船内で、目的地に着く事も無く何も知らず眠ったままで宇宙の藻屑となったはずなんだよ、ね?
 そう言った意味では、船内にあらかじめ用意された非常事態時の際への対応やリカバリーへの備えが、あまりにもお粗末すぎる様な気がしないでもない。
 都合よく目覚めたクルーが 2人に権限を譲渡した後に、なし崩し的に恋人関係に戻っているってのが、どうにも、なんだかねぇ? と強く感じた部分。

 女は男に自身の人生を台無しにされたんだから、彼を許すのは彼自身の贖罪が完了した後でも良かったんでね? って思った部分なんだよ。
 このまま男が死んでしまったら、今度は船内に一人残されるのは自分自身だと言う事に嫌という程に理解していたからこそ、あれほど必死に蘇生させたんだろうし…

 それまでに何度も、怒りのあまりに寝込みを襲いボコボコになるまで殴る蹴る、男を殺そうとしながらギリギリで思い止まっていたのも、もしも殺してしまったなら次は自分自身が一人とり残されてしまうだけだと分かっている。男を許した訳じゃ無く、単に我が身可愛さ故に殺せなかっただけだ。
 一人とり残される恐怖を実体験したからこそ、女自身も男が抱えていたであろう絶望と孤独を理解できた訳だし、一人になりたくない一心で一度死んでしまった人間を無理やりに生き返らせた時点で同じ穴の狢だろう。だからこそ彼女自身、やっと男を許す事も出来るんじゃなかろうかと考えるんだけど、どうなんでしょうか、ね?

 ラストシーン、乗客よりも一足先に目覚めたクルー達が目撃する風景の中に、男と女の子供・孫・曽孫が一人として含まれていないも、なんだか結末が弱いなぁって思ったんだけども、ねぇ?

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