「無駄」に吠えてなんていない

 意外にも「飼犬の無駄吠えが多くて困る」と相談される機会がある。何時もという訳じゃ無いけれど、ここ数年、決まった様に出てくる話題である。
 どうやら犬を飼っていて一番問題となる行動が、一般的に「無駄吠え」と呼ばれる、犬自身が発声する「吠え声」という事らしい。しかし「無駄吠え」と言われる殆どは、人間側から見た一方的な意見である事が多い。

必ず理由があり原因がある。

愛犬に育てよう(その9)

 僕は「犬の専門家」でも「躾や訓練を専門に行っている者」でも無いと説明しているのだけど、どうやら常日頃の散歩中や駐車場の隅でおとなしくしている 2頭と 1匹の様子で勘違いされてしまうらしい。
 僕自身、自分なりに考えて犬たちに接している。そんなアマチュアに毛の生えた程度の僕でも、ちょっと観察していれば解る事を僕なりに状況を判断し考えて犬へ伝えているに過ぎない。

 一方的に人間側の価値判断を飼犬に押し付けるのではなく、その場の状況で判断し飼犬にして欲しい事と、して欲しくない事を伝えるようにしている。
 飼犬もバカではない。ある意味、人間よりも優れた記憶力を持って、その場の状況を自身で判断し行動している。その行動を人間側に都合が良いものにしてもらうため、あれこれ気長に指導しているわけである。

 もともと飼犬が自発的に行っている動作を、彼らの負担にならないように配慮しながら、人社会の中で生活する上で人に都合の良い行動になる様に彼らの能力を活かしながら矯正するワケだ。
 特に人が全く気づかない、わずかな気配にも敏感な飼犬は、それを伝えるべく吠えて飼主へと知らせる。それらを理解した上で原因を排除しない限り、人が言うところの「飼犬の無駄吠え」は絶対に無くならないと考える。

 我が家の場合、番犬として吠えるのは小町の方だけ。アリスの方は小町よりも先に気づいて待ってたりしてるが、ほとんど人に向かって吠えることは無い。さすがに暗闇の中で人影が動くと、それが 50mほど遠くても吠えるけど。
 小町にしても僕が出て対応すれば、そこで吠えるのを止める。近所の人や散歩中の人に吠えることは少なくなった。今では郵便配達や宅配の方に対しても覚えてしまった後は吠えることは無くなった。

 一方、未だに電気、ガス、水道の検針の方に対しては、どうしても相手が勝手に敷地内に入ってくるので吠えてしまう。ただし脅したり凄んで見せたり飛びかかったりはしないので、係りの人も慣れてしまって今では何も言わないで自分の仕事をされている。
 最近では、人が家の近所に来た時も、用事できた人と、そうでない人の区別もついてきているようだ。相手が玄関先に回るか否かで区別しているのかもしれない。古い家で、既に呼び鈴の線が切れているから、これには助かる。

 実家に帰った時も、吠えるのは小町だけ。相手が親戚や知り合いの人でも、僕が出てくるまで吠え続ける。僕が留守にしてた時も、帰るまで吠え続けているらしい。
 僕が居れば、そんな事はないのだけれど、たとえ実家に住む両親や叔母が対応してても吠え続けるから、そこら辺の人間関係が今だに理解できていないのかも知れない。それに関しては、もうしばらくの間は無理かな。

 主に人、飼犬、飼猫。吠える原因は、これら 3つ。直に姿・形が見えなくても気配で気づく。窓越し、壁越し、塀越しでも関係ない。勿論、家の周りに出てきたイタチ、タヌキ、猿/等の動物に対しても吠えるけれど、これらは出現する機会が少ない。
 恐怖で吠える場合は、自動車、バイク、自転車/等に。特に音の大きな物に対する恐怖はある。小町の場合は繰り返し何度も体験させ、音や大きさに慣れさせるしかなかったけど、慣れてしまえば自分を害する物では無い事を理解し、音に関してはさほど怖がらなくなった。打ち上げ花火の音は今だに無理だけど。

 寝ている時に、車やバイクや自転車が近づいてくれば自ら避けるので、これらが危険な物だという事はきちんと理解しているらしい。

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