実践!ダンボールコンポスト

 予報が外れ、前日までの大雨が嘘みたいになった 7月 4日の木曜日。先日、受講した「ダンボールコンポスト」に挑戦する事にした。
 既報の通り一部の低い土地では道路が冠水、床下まで浸水した家屋も出たそうだけれど、もしも予報通りにずっと降り続いていたなら、既に危険水位を超えていた市内中央を分断する大淀川が決壊・氾濫し、今頃は宮崎市内全体が大変な事になっただろうことは想像に難くない。
 気象局には申し訳ないけれど、今回ほど予報が外れてくれて良かったなぁって、しみじみ…

 さてさて、受講してから実践するまでに時間がかかってしまったのは、ひとえに僕の準備不足によるもの。受講者全員に配布されたキットとは別に「温度計」と「移植ゴテ」を揃えないといけなかったから。
 しかも、用事で実家に戻ったりしてて自炊をしてなかったから、自宅から「生ゴミ」が全く出なかった。ってのも大きな理由だったりする。

 温度計は何処で手に入れれば良いのか見当もつかなかったんだけど、差し当たり何でも有りそうな、近所の 100円ショップ「ダイソー」に探しに出かけた。
 自分では見つけ出せなかったものの、駄目元で店の人に尋ねたら「キッチン小物」の列から揚げ物に使える 200度まで測れる料理用「棒温度計」を持ってきてくれた。

 本当は 100度まで測れれば十分で、これだと目盛が小さいので僕みたいな老眼の身には非常に辛いものがあるけれども、他に無いんじゃ仕方ない。きっと「大は小を兼ね」てくれるだろう。
 ダンボール箱は一般的な、撥水加工のしてない二重構造になった厚みのある頑丈な箱。虫の侵入を防ぐため、通気性のある「包帯テープ」で目張りをしてある。

 箱の底にも同じ厚みがあるダンボールでできた敷板を入れ、二重底にしておく事で「生ゴミ」を投入後に徐々に荷重が増えても箱の底が抜けない様にしてある。
 キットの中にあった「ピートモス」と「もみ殻燻炭」を半々にした袋入りの「基材」をダンボール箱に直に入れ、全体が均一になるように十分に混ぜておく。

 ピートモスが湿気を含んで一部が塊になっていたなら、細かくほぐしておく事も必要だ。
「基材」を攪拌する際に使う「移植ゴテ」は庭作業用として家に有るつもりだったんだけど、探す時に限って見つからないもの。
 「移植ゴテ」に関しては 100円ショップよりホームセンターの方が安いので、温度計とは一緒に購入しなかった。

 家捜ししても「移植ゴテ」が見つからなかったから、取りあえず分別ゴミの中から10年ほど使って古くなったボディシャンプーの空きを急々に「自作こて」にして代用。
 出来るだけダンボール箱が湿気ないようにするのと、箱の内側に傷を付けない様に攪拌する際も気をつけなければならないから、こういったビニル製の「自作コテ」方が都合が良いかもしれない。

 水分を含む「生ゴミ」を「基材」中央部を浅く掘り、そこへ投入し「基材」を軽く被せた後に「温度計」を挿す。さらに湿気予防に新聞紙で内蓋をする。
 投入した「生ゴミ」が細菌やカビ等の微生物の力を借りて発酵・熟成を経て、栄養豊富な堆肥へと変わるらしい。

 平均的な 4人家族の出す 1日、約 600gの量ならば 4ヶ月程かかるそうだけど 1人暮らしの僕の場合だと 1年くらいは掛かるかもしれないな。
 キット付属の布製「防虫キャップ」をダンボール箱に被せたら、これを「日当たり」と「風通し」が良く「雨の当たらない」場所に置く様に、との事だった。

 特に、箱の底は「生ゴミ」の水分が滲み出る恐れが有るため、底部も風通しが良くなる「台の上」へ置いてあげるのが望ましい、のだそう。

 考えた末に「勝手口の脇」へと設置した。ここなら風通りもあるし、西日が直接当たる。少しくらいの雨なら大丈夫だろうと思ったけど、どうも無理があるみたい。
 勿論、先日みたいな「豪雨」や「台風」の時は台所の中へ台ごと避難させなくっちゃならない。肉類が少なければ、それほどアンモニア臭は出ないとの事なので恐らく大丈夫だろう、と思いたい。

 毎回、防虫キャップを被せたり、どんなに気をつけてても、隙間を見つけて虫が侵入する、夏の間は特に。そうなると俗に言う「蛆虫が湧く」って状態になる。そンな時に、見た目も気持ち悪いからって言っても絶対に「殺虫剤」を使わないで欲しい、との話だった。
 その理由として、一般的に「殆どの殺虫成分の場合」は自然分解されず「基材」に付着・残留するので、家庭菜園として使用した際に土中から植物へと移り循環して人体内へと入る恐れがあるから「結果として農薬を使った場合と同じ状況になってしまう」らしい。

 発酵が始まると「基材」全体が、ほんのり温かくなる。一般にカビや細菌などの微生物の活性温度は 40度以下、確か体温と同程度の 36度前後の筈だけど、より活発化すると一時的に温度は 50 ~ 60度にまで上昇するのだそうな。
 そうなれば「生ゴミ」の投入を中断し 2~3日放置するだけで、昆虫の卵や幼虫である蛆虫は蒸し焼きと同じ状態となって死滅、毒素を出す病原性細菌などの害ある微生物も一緒に死滅するとの事だった。

 死滅した幼虫や成虫は、そのまま「生ゴミ」と一緒に混ぜ込み、蛋白質である肉類と同じ様に分解される。つまり、発生した虫も「窒素同化作用」で得た貴重な成分として「窒素循環」の輪の中に在る事になる。ただし「卵」の場合は死滅しないで生き延びる事もあるそうだけど…
 さてさて 1ヶ月後、半年後、さらには 1年後、一体どんな具合になっている事だろう…

 無事に続けているかどうかも含め、楽しみでもあり不安でもある。先ずは 1ヶ月後、だな。

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