ダイソーの方が安い?

 先日 100円ショップ「ダイソー」で見つけた筆記用具。プラチナ萬年筆社の製品で、ごく普通の萬年筆と筆ペンである。残念ながら今回はどちらの商品も Made in Chainaだったけど。
 どちらも最近流行りの使い捨て商品と違い、カートリッジ式のインクタンクを使い最初に入っていたインクが無くなってもカートリッジを買い足せば使い続ける事の出来る商品でもある。
 僕が学生だった 1980年代の頃だったなら、ごく普通に売られていた商品だけど、なんとなく最近じゃ珍しい様な気がする。もしかすると、これは「もったいない」精神が復活しつつある兆しなのだろうか?

P8193275 あまり深く考えず、どちらもスペアインクとのセットで購入。もちろん、どれも税込み価格 108円で買ったのが…

 商品をパッケージから出し、それぞれにカートリッジ・インクをセットするついでにペン本体をしげしげと眺めていたら…

 するとどうだろう。通常、希望小売価格と思われる本体部分に記載されていたのは 200と 250の数字…

 これって、もしかして、もしかすると…

 ただし見た目は値段なりで、もちろん萬年筆らしい高級感もない。軸は細くて、僕には握り易いと感じるけれど、流行りの太いシリコンゴムのペン軸を握り慣れている人にとっては頼りなく感じるかもしれない。
 万年筆の「Piviere」をネットでググってみたら正直、あまり評判はよろしくない。ダイソーの取り扱い商品より、プラチナ萬年筆社自身が販売してる日本製「Preppy」の方が、はるかに使い易いらしい。

 なお自分が使ってみた範囲では今の所、掠れもないし、インク漏れもない。個体差があるのかもしれないけれど、一般的なコクヨ・ノートに書いてる分にはペン先の引っ掛かりもないからサラサラと書ける。
 もっとも字が下手なので、それほど早くペン先を滑らせる様に書く、なんて事は出来ないのだけれど、とりあえず安いから使ってみるっていう萬年筆の裾野を広げる働きは、十分に活躍してくれているんじゃないのかしら。

IMG_3576 そう言えば以前、わざわざネット購入した「武田双雲」プロデュースの双筆ペンでは無いけれど、たしか携帯用の筆ペンに「静雅」って名があったと思い出し、同一成分かどうかは知らないけれど専用カーボンインクも同じ 3本入りで希望小売価格 200円だった。
IMG_3574 もちろんネットでの割引価格だったけど、送料を含めたら結局は定価と同じになったんだ。ダイソーの場合、一括大量買い付けで価格を下げているとも考えらる。
 近所のダイソーで取り扱いが無くなる前に数セット分、買い置きしておいた方が良さそうだ、な… (^-^;)

 学生の頃から自分の字が汚くて読み難いからワープロやパソコンに逃げたんだけど、時と場合によっては手書き文字の方が良い時もある。少なくとも記帳の際に自分の名前と住所くらいは人様にもちゃんと読める様に綺麗に書きたいじゃないか。
 たしかダイソーにはペン字練習帳もあったはずだから、少なくともペン 1本を書き潰すつもりで練習すれば、僕の字も少しは人様に読んでもらえる様になるかしら?

 しかし、昔々その昔、僕が中学入学の際に両親に記念に買ってもらった萬年筆は使いこなせずに放ったらかしにして、やっと大学生になって使い始めた頃には強すぎた筆圧でペン先を直ぐにダメにしちゃった経緯がある。
 とりあえず僕は安いこのペンで練習し、そのうち使い易いというペンに変えて使いこなせる様になれば、最終的に無駄遣いにはならなければいい。今更かもしれないけれど、年頭に際して宣言した目標を何時迄もサボってないで、ちょっとだけでも実行しなくっちゃマズイからねぇ… (^-^;)

コメントを残す